つゆのはしり

2015-05-18.PNG NHKラジオ『実践ビジネス英語』のKIndle版テキストの6月号を今朝買ったのだが、4・5月号からさらに低クオリティになった感じで、かなり萎えている。今号は英文中のアポストロフィー(シングルクオート)がすべてなぜか全角フォント表示されるようになっている。読みにくい。4月号からの変なレイアウトもそのまま。
 やはり紙媒体を買えということなのか?


 私はもともとあんまり芸能が好きではないのだが、個別の芸能人が嫌いなわけではべつにない。芸能そのものになにか肌が合わないものがあるのである。近年テレビ番組の視聴率や音楽CDのセールスが落ち込んでいるという話はよくあるが、売れてるほうが多少なりとも不思議だった私としては今更ながらその疑問がふくらんで、元をたどるというかネット上の歴史的な動画を観ていた。

 特によさがわからない有名ベテラン歌手の方に例えば吉田拓郎があって(あるいは誰でもいいのだが)、どういう人だったんだろうと、多少我慢しながらもyoutube等で大昔の動画を視聴してみた。それで今もよく共感ポイントを探り出せないままなのだけど、なんとなく経緯は頭では理解できてきた気もする。要は社会派フォークと言って日米安保条約締結をめぐる社会運動等をテーマとして歌うのがフォーク歌手の一般的な姿だったのが、学生運動も終わり社会も多少は豊かになって個人の生活を充実させるような方向に人々が大きくかじを切ろうとしていた時期に、社会問題を歌わない若い彼がきわめてタイミングよく登場してきたということらしい。ただミリオンセラーのヒット曲がいくつもあるという人ではなく、観客動員力や先達者としての政治力によって地位を保っているような面もあるのかもしれない。
 歌詞の自己愛あるいはエゴのベクトルがちょっと志賀直哉風に見えなくもない気がしたが、その事自体は特別視するようなものでもない。誇大感は現実に対し敗北するようにできていて、それでもそれを捨てきれない場合フィクションの世界に逃げるかもしれない...。男らしさをギター抱えて「歌う」ことの女々しさ、あるいは不言実行をわざわざふれまわる自己矛盾、みたいなことになる。

 後続の矢沢永吉も身の上話の本が売れただけでそう大ヒット曲があるというわけではないようだから、芸人のプレステージ形成のパターンとしては更に極端な形かもしれない。ヒット曲のないスター。

 ガロのトンボメガネをかけている真ん中のなよっとした人(故人)は整形していたような気がする。老人になってからの画像がネット上にあるが眼が人工的で大きすぎる気がする。彼らは『マカロニほうれん荘』の主人公たちに似ているが時系列的にガロのほうが元ネタの側かもしれず、そのひどく眼のパッチリしたトンボメガネの人はきんどーさんに対応することになるのかもしれない。ジ・アルフィーも外見的な構成がガロに似ている気がするがガロの直接の後輩であるようなので意識的な模倣かもしれない。ガロの『学生街の喫茶店』はすぎやまこういちが作曲しているようで動画内に一瞬出てきて指揮をしながらカメラに向かってピースサインをしていて、うまく説明できないがどこか凶々しかった。
 鴨川つばめがガロに何を見たのか特に何も見なかったのか知らないが、あの格好は当時としても滑稽に思う人はいたのではないかと思う。ベルボトム&ロンドンブーツの元々のメタファはもしかすると戦勝国で先進国で旧宗主国に生まれた若者としてのある種のタナボタ的役得感みたいなものだったかもしれない。その意味でも多少豊かになてきていたとはいえ敗戦国民の日本人が主には脚が長く見えるからという理由で広く取り入れたとするとそこそこ状況は苛烈だ。

 昔の放送禁止歌みたいなものはあらかたなんでもない。

 フォーク系の歌手は発声がきわめて基本的なレベルで間違っている場合があるのではないかと、なぎら健壱を見ながら思った。泉谷しげるや南こうせつなども相当怪しい。彼らは歌詞の内容やメロディーとは全く関係なく単に音声として聴いて苦痛であると思う。

 キャンディーズの田中好子さん(故人)が36歳で癌を発症して、その後ずーっと闘病しながら芸能活動をされていたらしいことを知り驚きだった。徹子の部屋かなんかに出て笑っていた瞬間も、そうだったのだ。※
 韓国の最近の「人工的」な感じのモデルっぽいアイドルと、日本の伝統である土偶みたいなアイドルは好対照だが、私としては韓国のアイドルのほうがまだ耐えられる面がある。今更だが私は何か一般的な日本人と感覚がずれてる気がする。

 他にも色々視聴したのだが、日本の芸能人の大半は要は凡人代表みたいなことなのだろうか?だとすれば今やネットが彼らを殺しているような気もする。彼らが(無理やり)代弁していた人々はもはや直接発言している。

 近年音楽CDの売上が世界的に落ち込んでいるというが、MP3等のダウンロード販売で相殺できているわけでは必ずしもないようだ。

・Music album sales in the United States from 2007 to 2014 (in million units)
http://www.statista.com/statistics/273308/music-album-sales-in-the-us/

・Digital music downloads set record but fail to make up for decline in CD sales(2009)
http://articles.latimes.com/print/2009/jan/01/business/fi-music1

・Digital-Music Sales Overtake CDs for First Time(2015)
http://www.foxbusiness.com/technology/2015/04/14/digital-music-sales-overtake-cds-for-first-time/print

 芸能ってなんなのだろう??


 新サーバの一年契約をして、自作サイトに付加機能をつけるなどしていたのだが、改めてなかなか険しい感じだ。あくまで無理のない範囲で、できることをしよう...。

 無限(感覚)の相対化についてわかりやすい別名があることに気がついた。「トカトントン」。


※追記:映画『黒い雨』は田中さんのがん発症前の制作でした。訂正。

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