『甘えの構造』少し読み始めているが…

 正直かなりきつい。読むに値しない。
 自己の使用する直訳的な英語の不自然さから強引に一般論を導き出そうとしたり、異文化との分析的な比較を殆どせずに「甘え」概念が日本独特だとして内省のみを重ねたり、ベネディクトが日本映画を見て書いただけの「菊と刀」を礼賛したり、また全体に欧米への戦後的な劣等感に蝕まれている。
 だいたい日常語を日常語によって分析してもそれは科学ではない。ただの随筆にしか過ぎない。統合失調症の原因を甘えの記憶の有無に求める箇所など殆どお笑い種だ。独り立ちしようとあがいている年代は単独性を獲得するために子供らしい甘えを捨てねばならない。そのような時期の読者に誤った説得を提供し続けてきた本なのかもしれない。

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