2010年11月アーカイブ

 今夕、やや大きめの買い物袋をさげた二十代後半から三十代前半辺りの男性のだいたい5mくらい後ろを歩いていたのだが、イヤホンをしたどこかの高校生が自転車でさっと私を追い越して行ったと思ったら、眼前でその男性の主に買い物袋にぶつかった。両者にらみ合うような格好で数秒その場に立ち尽くしたけれど、ぶつかった側の高校生に謝る感じが全然なく(ぶつかったこと自体本人にはっきりした自覚がないようでもあった)、その態度にカチンと来たらしい男性側が自転車を軽く蹴ったところから、もみ合いのような口論と喧嘩が始まった。高校生はただ自転車を蹴られたことに激昂していて、もとより男性側は自転車をぶつけられたことに怒っている。埒が明かないとはこのことだが、「逃がせへんぞ!」「住所どこや!」等と言い募るのは高校生の側で、自転車をぶつけられた男性側が、見切りをつけたと言うべきかどうか、追いすがる高校生を振りほどいて逆方向に走り去る結末となった。
 歩道をせき止めていた原因がなくなり、私を含む「強制」見物人達は、なお憤慨している高校生を尻目に歩き出したのだが、一団としてなんとも妙な雰囲気であった。
 高校生の激昂までのプロセスには反動形成的な面もあったかもしれない。

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