2015年12月アーカイブ

 LINUX用のAdobe Flash Playerが12月28日頃にupdateされていたようで、私のCentOS7+Firefoxでも普通にストリーミング動画が見られるようになっていました。わーい!

・「Flash Player」にゼロデイ脆弱性、ひと足早く2016年第1号のセキュリティアップデート
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20151229_737420.html

# yum install flash-plugin.x86_64 で普通にインストール。最初に気付いたニコニコ動画の他にTwitcasting、FC2、USTREAMも視聴できましたが、USTREAMはシークバーや全画面表示ボタンが表示されないようでした。またHTML5のプレーヤーでならすでに部分的に視聴できていたYoutubeも、おそらく全面的に見られるようになっていると思います。
 いやぁ、これでこれまで何となく敬遠してたCentOS7でパソコンを立ち上げる機会が増えるかも(Windows7とのデュアルブートにしている)。スクリプトを書くためだけとかでCentOS7だと居心地があんまよくなかった。

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 新年は(風邪で)寝正月っぽい。
 ずっと風邪を引いていたこの半年だったが、まだ続いている。一旦治るのだが、すぐにまた引くの繰り返し。体力自体が低下しているのだ。

 私の'Noli me tangere'のイメージは西洋絵画で見かけるもので、近寄ろうとするマグダラのマリアに対する警告だと思い込んでいたのだが、文章だけだとすでに触れ追いすがったあととも読めるみたいで、さっき前回エントリー修正していた。しかも英語版Wikipediaを観ると、『すがるな』的な訳のほうがオリジナルのギリシャ語表現に近いらしい。私の持っている新約聖書はギリシャ語底本なのだが英語訳は'Do not cling to me'で、日本語訳のほうは「わたしにさわってはいけない」になっている。ニュアンスと解釈の問題なので妙に決め付けないほうがよかった。

 私は今年に限らずコミュニケーションの幻想性や不可能性みたいなことが個人的なテーマのひとつなのだが、セシュエーを再読了したあと、年末年始のために選んだ本はクリプキだった。どの程度理解できるか自信がないが、いわゆる「私的言語」と偏った人格による理解困難なロジックや病的な妄想との関係が糧になりそうな気がしている。
 読書体験で何かよい化学変化が起きればいいのだが、風邪気味のぼんやりした頭でどの程度戦えるか。

 慰安婦問題で日韓政府で一定の合意があったみたいだけど、なんかかなり危ういことをしたのではないかと怖れている。これは、併合時代に起こったことに最終的な総括を与えていたはずの日韓基本条約を、日本側から覆したことにはならないだろうか?
 来年の2016年は在韓米軍の撤退が本格化するとも言われ、経済面でもTPPではなくAIIBを選んだ韓国とアメリカとの距離はこれからじりじり離れてゆくのかもしれない。もしここで慰安婦問題に決着がつけられなければ、アメリカの威光が弱る東アジアで、国際紛争の火種として本格的に作用し始める可能性もなくもないような気はする。今回アメリカから安倍政権に対しどの程度の「指導」があったのかは不明だが、世界のパワーバランスがゆっくり変わろうとしていることのひとつの表れかもしれない。
 あとヒラリー・クリントンが次期米国大統領になることはおそらくほとんど既定であり、過去にこの問題で慰安婦を「性奴隷」と表現したとも伝えられる彼女なので、日本側として事前に詰め腹を切って彼女にいい顔をしておきたいという思惑もあったかなかったか。
 しかしその上で、今後一筋縄では行きそうもない雰囲気が漂っている。朴槿恵は国内を抑えようとするかもしれないが、「不可逆的」な韓国民の意志が次の韓国大統領に急進性を求めるかもしれない。

 今年の年越しそばのトッピングはてんぷらにするつもりである。親が毎年末送ってくるニシンは今回もあるのだが、あえて変化を求めた。
 だが、食欲があんまりない。

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 新約聖書の中にマグダラのマリアが売春婦であるとの記述を探したことのある人はいると思うが、私も探したことがあるのだけど発見できなかった。のちに『マグダラのマリア―エロスとアガペーの聖女 (中公新書) 岡田 温司 』を読んで、彼女は七つの悪霊にとり憑かれていただけで特に売春婦であると明記されているわけではないと知った。あえて挙げれば、マグダラのマリアは、復活し(かけ)たイエスの体に触れ(ようとし)て叱られる記述があり(ヨハネ20:17)、多少はそれっぽい??

 イエスは基本的に罪を犯した女性に優しいが、姦淫の罪で捕らえられた女が石打ちの刑に処せられようとしている時に、「あなた方の中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい。」(ヨハネ8:7)とのたまう。
 しかし、このロジックはやや極端で危険な面もあるかもしれない。罪の軽重やその過去と現在を混同しているからである。

 私はいわゆる従軍慰安婦問題に特に強い関心があるわけではないのだが、思い出してみると、いつか沖縄の米兵が強姦事件を起こした直後に朝日新聞だかがなぜか急にこの問題を掘り下げだしたのに気付いて奇妙に思い、「高まりそうな反基地感情を沈静化するために旧日本軍の類縁する問題を持ちだして大衆の心理的バランスを取ろうとしているのではないか」というような憶測を抱いたことがあった気がする。むろん、この憶測(歴史問題を米兵の粗相と両天秤に掛けさせ心理的な相殺を狙っている説)にはなんの証拠もなく上記の出来事も単に偶然にすぎないのかもしれなかったが、もしかするともしかするかもしれない、と私は今でも思っているところがある。言うまでもないが、なぜ朝日新聞がバランサーの役割を担って(担わされて)いるかとかの説明も特にできるわけではない。
 いずれにせよ、私の『慰安婦問題』に対する印象の根っこには、沖縄の米兵の強姦事件が隣接している。本当に関係があるかないかは、不明である。

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 風邪まみれ。
 風邪づくし。

 前の『沈黙』のエントリーで'イコン'の使い方を修正した。私は聖画像一般のことをイメージしていたのだけど、正教方面の成り立ちのほうが意味としては本筋であり強いみたい。一応日本語系の辞書にはそういう一般的な使い方も載ってるみたいだけど英語方面では見当たらない感じだったってこともあり。
 十字架(これはプロテスタントも流石に取り払えない)そのものが偶像じゃないかみたいなネット上の意見やそれに対する回答をちょっと見ていた。??
 映画『沈黙』の公開は来年にずれ込むようだ

 大統領候補のドナルド・トランプひどいっていうか、まぁ結局ヒラリーが勝つとは思うけども。強いアメリカの復活を唱えるトランプ自身がアメリカのもどれない衰退を象徴している気がする。

 このところ認知行動療法の本をたらたら読んでいて、(認知を修正するため)あえて恥をかく治療というのがあるそうで、このブログのことを思い出した私であった。とは言え、ややヘビーな内容でゆっくりしか読めない。これ自体道ならしって言うか、このあと、ちゃんと読んでいない気がしていた手持ちのセシュエーの著作を読むつもり。年内に行けるか?

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