私は普段英語学習のためにデスクトップのサウンドを録音することがあるのだが、その録音中に突如Defenderによるスキャン結果のサマリーの通知が届いて効果音が鳴る事態に長らく困っている。
 まず普通にタスクバーのスピーカーアイコンから入る音量ミキサーで「システム音」をミュートにしてもDefenderの通知音は消すことはできない。この事自体奇妙だが「メール」の通知音も消すことはできないからこういう仕様なのだろう。ただし「メール」の場合はその設定から通知音を個別に消すことができるが、Defenderの場合はそのような設定項目は今のところないように思われる。
 それで、「設定」>「システム」>「通知とアクション」の下段にある「送信元ごとの通知の受信設定」の一覧の中に「セキュリティとメンテナンス」という項目を2つ見つけて、それらの詳細に「通知が届いたら音を鳴らす」という設定があったので2つともオフにしていた。「セキュリティとメンテナンス」が具体的に何を意味しているのか不明だが、一応その後しばらくは録音トラブルに遭遇はしなかった。
 今日も録音作業をしていたのだが、Defenderのスキャン結果の通知音(内容的にはウィルスがなかった旨の通知)が割り込んでくる事態が発生し、上述の「セキュリティとメンテナンス」の設定が効いてないことがわかったので、また少し調べていた。通知ペイン下部の集中モードで「重要な通知のみ」というのにすればCortanaやPeopleやXBOXなどからの通知のみにでき、他を手軽に抑制できる可能性があるようだ。通知を許可するアプリについてもユーザーがカスタマイズできるようだ。この方法で実際にDefenderの通知を抑制できるかどうかまだ確かめ得たわけではないが、仮に抑制できたとしても、Defenderに画面上の通知はさせながら音は鳴らなさいという選択肢ではない。
 その他、Defenderの通知自体を抑制することはDefenderの設定からももちろんできるが、オンオフの切り替えは手軽ではない。またOSの「サウンドの設定」からすべての通知音を無効化する方法もあることはある。
 Defenderに限定して、画面上の通知機能は維持したまま通知音だけを消すやり方については、今の所まだ発見していないことになる。


追記:2018/09/24
 定例アップデートの効果なのか、Defenderのサマリー報告の通知音が再び鳴らなくなったように思う。むしろ「セキュリティとメンテナンス」の設定が一時的に利かなくなっていただけなのかもしれない?

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 『トニー谷、ざんす(村松 友視)』を読んだのだが、期待したものと違った。
 私は主にトニー谷の生い立ちに興味あったのだが、著者が眠たげな芸人論を長々展開して紙幅を浪費したりして、継父による虐待に関することなどほとんど何も分からなかった。その他においてもWikipediaのトニー谷のページのほうが詳しいくらいだ。こんなぼんやりした随想めいたものに対して、取材及び出版の機会が与えられたり原稿料が発生していた時代があったのだと、なんだか遠い別の星を観るような思いがした。奥さんへの取材の時などもっといろいろなことが聴けたはずではないのか。
 社会常識に優越する欲望の肯定とか散乱する興味のベクトルとかは、例えばある種の発達障害にありがちな特性かもしれないが、そういう視角においても有意義だと思われる踏み込んだ情報はなかった。ダンスのセンスはあるがスポーツの運動神経はなかったという奥さんの述懐が多少気にかかったくらい。

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 英語圏のフォーラムのようなところで文章で会話していて、立て続けに(文法的に)間違ってしまい自分にムカついて眠れない。
 ああいうところはもたつくと焦ってわけのわからない文章になってしまったりするので書き込まないようにしていたのだが、気の迷いで書き込んだら、案の定で収まりがつかない。相手が反応を待っていると思うからなおさら時間が迫る気がするのだと思う。
 読むだけ英語を克服するためにラジオ英語をやり始めたと思うのだが、近年リスニングは少しましになった感じはするものの、アウトプットについては依然としてハードルが高い。実際アウトプットする機会を作らないから成長しないのは当たり前なのだが、アウトプットの練習は恥をかくこととセットになる感があり、多少なりとも抵抗が生ずる。
 しかし、なんとかしていきたいものだ。
 あと私が発言したいときの内容が七めんどくさいことばかりということもある。通り一遍の当たり障りの無いことで発言しようとは思わないわけだが、本来そこから徐々に積み上げるべきなのだろう。
 もう3時近いが明日大丈夫なのか。

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 以前紹介したKernberg, Otto F. "Object Relations Theory and Clinical Psychoanalysis"を優先順位低でホントにちびちび読み進めているのだが、内容的に面白くなってきてもどかしい。
 コフートも似たり寄ったりなのだが、カーンバーグは"total object relation"というようなことを結論じみた局面で主張する。これは、遡れば、早期の母子関係に於いて健全なコミュニケーションが発達に合わせ適切かつ網羅的に成就しているような状態であり、後には、異性関係などで相手と忌憚のない人間的な付き合いができることにつながる。
 私がこういったコンセプトに多少の懸念を持つのは、「正しい母子関係」としてある特定のフォーミュラを前提にしているようなニュアンスが付随するからということがある。どこかに母子関係の正しい形式があるとしても、それは誰がどのように証明するのか?また、コミュニケーションの全体性を強調する場合、ネガティヴな関係性もそこによく含まれてしまうのではないか?
 しかし、このところなんとなく考えていて、"total object relation"はもっと主観的なものでいいのだと、受け取り方の視座を変えつつある。要は当人が肯定的に"total"だと感じられればそれが"total"たりうるのだ。仮に、第三者から見て全然"total"じゃないように見えても。あまり厳密な規範性は想定しない方がいい。

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 年二回の肝だめしである、Windows10の大型アップデートが先月30日(米国時間)にリリースされました。
 周辺情報から大きな障害はなさそうな感じだったので、私も、今日マイクロソフトの配布サイトからマニュアルアップデートしました。
 以下、個人的に気になったこと&気がついたこと。

・インストールは1時間ちょっとくらい放置でスムーズに終了。
・「ホームグループ」が廃止になった。
・またしてもネットワーク等の設定がリセットされている。
SilentCleanupによってエクスプローラのサムネイルがキャッシュされなかった問題が、解決してるっぽい。
・bluetoothアダプターに対してWindows標準ドライバが合わなくなった(使っていなかったアダプタ付属のドライバCSR4.0 Harmonyをインストールすることで回復)。
・部分的に少しキビキビ動作するようになった気もする。
・EPSON Scanが勝手にアンインストールされていた。


追記1(2018/05/04):
・Windows 10 April 2018 Update common problems and fixes
https://www.windowscentral.com/windows-10-april-2018-update-common-problems-and-fixes

・Windows 10 April 2018 Update Has Many Problems, Including Microphone, Sounds, and Mouse Issues
https://winbuzzer.com/2018/05/02/windows-10-april-2018-update-has-many-problems-including-microphone-sounds-and-mouse-issues-xcxwbn/

 今回のアップデートも細かいバグをかなり含んでいるみたいだけど、個人的な新しい不具合としてはbluetooth関連くらいのような気がする。
 bluetooth周りで富士通が付属ドライバを更新しておくように呼びかけている。

・Windows 10 April 2018 Update(Windows 10, version 1803)の提供について - 注意事項
http://azby.fmworld.net/support/win/10/update1803/attention/at0001.html


追記2(2018/05/09):
 早くもバグフィックスが出た。

・May 8, 2018--KB4103721 (OS Build 17134.48)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4103721/windows-10-update-kb4103721

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 このブログは、2007年ころ別の目的でさくらサーバを借りたあとに、サブドメインの枠が余っていたので、そこにMT4をインストールしてみたというところから始まったと思うのだが、もう一方のドメインのサイトが多少ユーザーを得てしまったために、それに随伴するような形で、しかしほとんどやる気のないまま、妙に長続きしてしまった。
 他ドメインのサイトの方はまだまだ人が来ているのだが、ネット広告の単価が一頃よりかなり落ちるなど時代の変遷を感じないではない。ただサーバ代金程度なら十分に出ている感じ。5月に少し構成を変えるかもしれないけど存続方向。
 というわけで、依然としてやる気は全然出てこないのだけど、このブログもまだしばらくは続きそうな気配である。
 せっかくだから、本当はもっとまともな形にすべきだったのかもしれないが、私としては特に世間に訴えたいこともないし、人と繋がりたいわけでもないので、必然的にこうならざるを得なかったであろう。
 しかし、もう少し丁寧にやってみてもいいのかもしれない。

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 私が約7年聴いてきたことになる、遠山顕氏とジェフ・マニング氏およびケイティ・アドラー氏のコンビによる『NHK ラジオ英会話』が、今春から講師を大西泰斗氏に替えてリニューアルされるようだ。日本の英語学習の屋台骨みたいな番組(大袈裟?)なので、滅多なことはないと思うが、私として継続するかどうかは最初の一ヶ月くらい試してみてから決めることにすると思う。
 遠山氏が2016年の秋頃に体調を崩され『ラジオ英会話』は4ヶ月ほど再放送になってしまったのは記憶に新しい。急に痩せられた風貌にびっくりしていた。あとちょっと学習計画が崩れたかも。しかしその後回復復帰され順調に放送されてきたわけだが、今春の交替となるようだ。遠山氏は新番組『遠山顕の英会話楽習』を始められるので勿論そちらも注目。
 私はメディアに出演する人々にあまり感情移入しないタイプだと思うのだけど、それでもそれなりの期間聴いてくると、出演者の方々に感謝の気持ちを表したい気がする。本当にお疲れ様でした。勿論スタッフの方々も。
 それにしても、この7年で私の英語力はどの程度向上したと言えるだろう...。テキストなしの初聴きで「ほぼ」聴き取れるようにはなった感じだろうか。いや「ほぼ」がきわめて怪しい、特に"LISTEN FOR IT!"。


https://www.nhk-book.co.jp/detail/subscription-09137-2018.html
ラジオ ラジオ英会話
内容一新!自分の中に眠っている「文法力」を「話す」につなげる新講座
講師はわかりやすい解説でおなじみの大西泰斗先生。学校で学ぶ英文法は英語を操るために必要な知識の宝庫。その知識を会話力につなげる講座です。目からウロコの解説を聞きながら毎日楽しく英語力アップ。高校生から大人まで、英語を話したいすべての方に!
※ラジオ英会話は、10年ぶりの講師変更!内容を一新してお届けします。
 高校生レベルの英語学習を補完する講座として、大学入試や資格試験対策にも向いている講座です。
 テキスト連載にはジャーナリストの池上彰さんが登場します!お楽しみに。

[2018年度の講座内容] 新作
英文法のハートを理解して、
会話力を確実にアップさせよう!
文法知識を整理して、実践の会話に直結させる講座。英語で日常会話がすらすらできることが目標です。月曜~木曜はダイアログで〈文法のハート〉を解説。金曜はその文法を使った英作文で学習効果を定着させます。

● 講師 大西 泰斗(東洋学園大学教授)
● 月刊14日発売
● 電子版あり
● レベル B1(社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に表現できる。)

https://www.nhk-book.co.jp/detail/subscription-09541-2018.html

ラジオ 遠山顕の英会話楽習
遠山顕先生の新講座! 楽しく学習して、会話力アップ
月替わりのテーマに沿ったダイアログを通して、日常会話で実際に使われているナチュラルな英語表現を学びます。そのほか、歌や文法、異文化理解など、会話に必要な基礎知識を養う多彩な内容構成で、「話す」「聴く」「書く」「読む」という総合的な英語力を習得します。

[2018年度の講座内容] 新作
テーマは月替り、ダイアログは日替わり。
いつからでも始められます! 遠山先生とパートナー2人の軽快なトークをお楽しみください。

● 講師 遠山 顕(COMUNICA, Inc.代表)
● 月刊14日発売
● 電子版あり
● レベル B1(社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に表現できる。)
  レベル B2(社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる。)


追記(2018/04/03):
 『遠山顕の英会話楽習』は旧『ラジオ英会話』から"LISTEN FOR IT!"だけ省いてその時間をメンバーの雑談に充てている感じの構成みたい。微妙。
 新『ラジオ英会話』の方は、ある文法や単語に対してネイティヴが持っているイメージを分かりやすく教えてくれるのであればそこそこ期待できるかもしれない。辞書には載らないか載りにくいニュアンスの違いを知ることが出来るのなら。
 私としては、どちらもそのまま聴けるようなので、テキストを買う必要はない感じ。

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CIMG2647.jpg このところPTSDの本読んでいたんだけど、面白いというか、もっと前に読んでおくべきだったかもしれない。いや、それはそれでタイミングじゃなかったかな。
 カーディナーの『戦争ストレスと神経症』はPTSD概念の起源とされる古典で、修正フロイト派として二時代くらい前の手法によって、戦闘でメンタル的におかしくなった(含:失神・てんかん・チック)兵士たちを分析している。1940年代に書かれた版なので古いのは当たり前だが、当時情熱をもって書かれた教科書のような風情でむしろ刺激を受けた。
 スティーヴン・ジョゼフの『トラウマ後成長と回復』はそれが過ぎ去った後に危険に気づいてもPTSDは発生しうるというか、認識こそが心的外傷の本質であるようなことを述べていて特に説得的だった。あとPTSDとBPDの類似性を強調する勢力があることを紹介していて(BPDは過去に虐待を受けていることが多い)、いわゆるスプリッティング理論に微妙な違和感を持ってきた私としては、我が意を得たりと言いたいところだったが、残念ながら表面的な紹介以上の詳しい説明はなかった。私は二極的な価値観を背景にして発動する暴力が被害者内にスプリッティング的なものを生むのではないかとずっと疑っている。

 さっき、ある(半?)芸能人の個人配信をなんかの拍子に迷い込んで観ていたのだが、視聴者が多くないためか、寄せられるコメントほぼすべてに反応してゆくスタイルで、一人だけ執拗に自分の仕事に関する話題を出そうとする人物が視聴者の中にいて、その人物のコメントに差し掛かると暗黙のルール上どうしても反応せざるを得ず困った感じになっていた。問題のコメント者が意図的な「荒らし」なのかそれとも例えば発達障害気味だったりする人なのか、判別は難しいと思ったのだが、悪意はないようにも思えた。最終的に配信者は『自分がお金をかけて放送機材をそろえて忙しい時間を割き配信しているのでそういった話題はご自分のチャンネルでされては』というような趣旨のことを柔らかく何度も(なかなか了解しなかった)言い含めて、結局問題の人物を自発的に退場させて全体の雰囲気もそう壊さず丸く収めてしまった。
 そこまで感心するほどではないにせよ、コミュニケーションに対する信頼の度合いについて、自分との差を感じてしまった。2・3度言って伝わらない場合に私はなおあれほど忍耐強くコミュニケーションの余地を探ろうと出来るだろうか。

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CIMG2628.jpg

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dsm5_p762.jpg DSM5の終盤(SECTION III)には人格障害に関する従来(SECTION II)とは違う診断モデルが紹介されている。説明によると未来に向けた仮の案という感じなのだが、わりとこれが面白い。大雑把に言えば、さまざまな人格障害を今までより統一した物差しで計ろうとする試みであり、人格障害診断全般に共通する基礎部分として提示されているのが表題の四要素なのである。
 私は以前紹介したカーンバーグの現実検討能力の定義をふとした日常においてそこそこ反芻してきたのだけど、最近は上記のDSM5内に書かれる人格機能の四要素を唱える(!?)ことも多い。
 この基礎部分の上に各人格障害の病理学的な細かな諸特性がのっかることになるのだが、これらはまたNegative Affectivity,Detachment,Antagonism,Disinhibition,Psychoticismの五領域におおまかに分類されることになっている。
 従来の単純箇条書き的な診断基準と意味内容が乖離するわけではなく、同じことを別の言い方で表現しているに過ぎないのだと思うが、診断の重複や曖昧さをできるだけ避けるように工夫されているのだと思う。このやりかたがそのまま次のDSM6に採用されるかどうかは分からないが、確かに判りやすいような気もする。ただ、設定された共通概念が具体例に対してそううまく(あるいは有意義に)機能するかどうかが問題かもしれない。

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