カウンセラーの守秘義務もいろいろ

 先月末の元TBSアナウンサー川田亜子さんの「自殺」に関してネットのイエロージャーナリズムを中心に真偽不明のきな臭い話が出てきているようだが、私が興味を持ったのは川田さんの死後2日に登場して日刊スポーツにその相談内容を喋ったというカウンセラー氏である。彼が正式の精神科医か心療内科医なら刑法第134条第1項の、精神保健福祉士なら精神保健福祉士法第40条の守秘義務に違反している恐れが強いと思うのだが、臨床心理士かその他民間カウンセラーなのだろうか。臨床心理士の場合は努力規定に過ぎないが日本臨床心理士会倫理綱領があり、それには抵触していると思う。従ってよほどの魯鈍でないなら、この人物はおそらくは占い師とかそんな類に属する「自称」カウンセラーなのではないかと思う。記事の内容を見ても言ってることがいわゆる専門家的でない気がするのだが。

川田アナ「報道志望」仕事に行き詰まり...(朝日新聞:日刊スポーツ)2008年05月29日
 26日に自殺した元TBSアナウンサーでフリーの川田亜子さん(享年29)が、亡くなる数日前にカウンセラーに悩みを打ち明けていたことが28日、分かった。川田アナが訪れたのは都内在住のカウンセラーA氏(38)で、主に仕事に対する行き詰まりを打ち明けたという。また、所属事務所はこの日までに川田アナの密葬を終えたことを発表した。
 川田アナが自分で調べて存在を知ったカウンセラーのA氏を訪ねたのは今月中旬。初対面で約40分のカウンセリングは、川田アナが悩みを打ち明けることに多くが費やされた。
 A氏 最初に孤独な感じですねと切り出すと「分かってもらえるんですね」とホッとした表情で答えていました。執筆業に転職しようか迷っていると。また「国(金沢)に帰りたい。その方が普通の幸せを得られるかも」とも言っていました。
 私が「もう少し頑張れば」と返すと、報道の仕事に携わることを希望し、昨年春フリーに転じたものの、思うようにならない現実を打ち明け始めたという。室内のテレビには数日前に発生した中国・四川大地震の悲惨な現場が映し出されていた。「私は9・11テロをテレビで見て、アナウンサーになろうって思ったんです。今なら、リポーターとして中国四川に飛んで、仕事の傍らでボランティア活動をしたいのに...」と、寂しそうに見つめていたという。
 A氏は多くの女性が悩んでいるだろう恋愛についても尋ねている。
 A氏 「結婚はいつできると思いますか? でも、特定の人はいないんです。私は本気になれないみたい」とは話していました。孤独さは感じましたが、失恋などに陥った雰囲気はなかった。思い返しても仕事への失望、絶望感はあったけど、恋愛問題が自殺の要因になったとは思えません。帰り際に「またうかがってもいいですか?」と尋ねられた。まだ、うつ病のレベルでもなかったし、自殺だなんて、今でも信じられないんです。
 川田アナの葬儀は遺族の強い希望でこの日までに密葬で営まれた。自分のブログにつらい心境を明かし続けた末に迎えた死の大きな要因に仕事があったようだ。

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