108円(税別)

 日本のイルカ漁の残酷さを扱った映画で、2009年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『The Cove』 という作品があったが、日本人女性監督による、それへのアンサー・ムービー(こんな言い方あるのかな?)『Behind "THE COVE"』が4日モントリオール世界映画祭で公開されたようだ。(紹介していた産経新聞の記事はこちら
 中身が気になるけど、Youtubeに監督の八木景子さん自身がダイジェスト版をアップしているようなので紹介。



 芸人のパックンことパトリック・ハーランという人が、日本の戦争責任に関する、欧米人にありがちな「認識」を日本語で披露していた。中国共産党の主張を意識的にか無意識的にか、当然の事実として受け入れていると思われ印象的だった。

・首相談話についても、アメリカ人なので語りません(Newsweek)
http://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2015/08/post-4_1.php

 日本が受諾したポツダム宣言を読んだ人はあんがい多くないと思うが、私は一応ざっと読んだことがあり、それ以来特に不思議に思っていることがある。それはポツダム宣言の第六項目にある。
6.There must be eliminated for all time the authority and influence of those who have deceived and misled the people of Japan into embarking on world conquest, for we insist that a new order of peace, security and justice will be impossible until irresponsible militarism is driven from the world.
(赤字筆者)
 つまり、ポツダム宣言では日本が(指導者が国民をだますような形において)「世界征服」を企んでいたことになっているのだ。大東亜共栄圏の構築とかではなく、「世界征服」なのである。世界征服だって?明らかに誇張あるいは事実と異なるわけだが、逼迫した状況からか、日本はこの文面で現にポツダム宣言を受諾してしまった。
 勝者が敗者に誇張した罪を押し着せるのは凡庸な風景だといえばそうだろうが、ポツダム宣言にはすでに戦勝国側の偏見(または彼ら自身の野蛮さの投影?)が詰めこまれていると思う。そして日本は、その「勝者の嘘」に対して口裏を合わせる役割を今も担わされている面があり、それが日本国内にさまざまな軋みを生じさせているように思う。
 ポツダム宣言には認識の齟齬が明記されているとも言え、その意味でひとつの重要な象徴だと思う。
 先日の安倍談話で繰り返された、「国際秩序に対する挑戦」を無前提に否定するくだりの奇妙さが、どこかオーバーラップしてくる感じを持つ。
 トラブル続きのマーティン・スコセッシの『沈黙』は予定通り今年中に公開されるのだろうか?私は普段あんまり映画(やドラマ)を観ないんだけど、無事公開されてよほど評判が悪くなければ観に行こうかな。できれば直前に原作を読んで。
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