フォントパック救出劇

 DOSBOX上でWindows95を作動させている人がいて、2000年頃に使っていた一太郎のバリューパックの付属フォントがサルベージできないか気になっていたのをぼんやり思い出した(変な表現だがそんな感じ)。
 以前のWindowsを仮想的に走らせることができるVirtualBoxというのがあることを知り(DOSBOXよりやや簡単そう)、手持ちのWindowsディスクや起動ディスクをフリーソフト類でイメージ化してVirtualBoxにセットしてやることで半自動でインストールできる感じで、昨日これにトライしていた。作業が全般に煩雑なのは横に置くとしても、途中そこそこ山あり谷ありで、システム>アクセラレーション>仮想化支援機能のVT-x/ADM-Vを無効化しないとなぜかシリアル番号入力ができないとか、なんとかインストールできたと思えた直後に画面が真っ黒になったりして、それで一旦ほとんど諦めかけたのだが、ナビゲートしてくれるサイトの記述を参考にしてセーフモードで立ち上げ起動ドライブ直下にあるconfig.sysの「~EMM386.EXE ~」を含む行を「~EMM386.EXE NOEMS」に変更したらなんとかノーマルモードでWindowsが立ち上がった。こんなやりかたどうやってわかるのか(!?)と思うが、この方面の物好きな人のフォーラムのようなものがありそういうところで情報が蓄積されているらしく、なんというか感謝に堪えなかった。一見Windowsさえ立ち上がればあとはなんとかなりそうな感じで、実際一太郎およびバリューパックは問題なくインストールすることができて、この作業の目的であるバリューパックのフォント類を新規フォルダにまとめるところまでなんともなかった。
 最後の山というか、この仮想空間からどうやってそのフォントフォルダを取り出すのかということが問題だった。DVD-ROMドライブやUSBストレージは直接認識しない感じで、VirtualBox自体が独自のファイルシステム利用で仮想のゲストOSからすんなりコピペで受け渡せるというものでもなく、一応「共有フォルダ」機能が別のアプリをセーフモードからインストールすることによって実現できる感じだったがやや面倒な気がした。多分これが一番の近道(正直私は早く作業をやめたかったのだが)だと判断したのが、インターネットを介してフォントをサーバにあげてしまうというものだった。それさえできればあとはどうやっても落とせる。試行錯誤のうちRootFTPというソフトが使えるようだったので、58Mbyte分のフォントフォルダを自分の借りてるサーバ(の.htaccessで外部からのアクセスを制限してあるディレクトリ)に上げきってすぐにまたWindows7側からダウンロード、でようやく終了!
 バリューパックのフォントには隷書や行書やジャストシステム独自の明朝&ゴチックおよびまる文字(死語?)などが含まれていましたが、今日はブラウザのフォント設定をまる文字にしています。まぁ、フォントパックは閲覧より印刷時に力を発揮するものかもしれないけども。
 私にしてはよくやった。

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