・『世界の名著 7 プラトン 2』
・『般若心経』 金岡 秀友
・『ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経』
・『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 リリー・フランキー
解説本の「般若心経」は借りた当日にざっと読み終え、今は「プラトン」内の「国家」と「ブッダ最後の旅」を同時並行で読んでいる。「東京タワー~」を借りたのは、ジュンク堂で見かけてある行で鼻白み、お涙頂戴と言うか下劣な幇間根性と言うか、とにかく禍々しい印象を持ち逆に読んでみたくなったから。
般若はアプリオリな根本知のようなものか。「不~」「無~」という否定を多用する文章構成であり、二重否定や三重否定の表現もまま見られる。『少なくとも~ではない』と縦横に言い並べる時、では何なのかという問いは読む者の側に投げ返されている。言葉と意味の甘い海に溺れていないで、生きるべき無名の陸に上がること。
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