Greenspan: It's a 'credit tsunami'あまりこだわるつもりもないが、やはりアメリカ合衆国にとって少なくとも経済分野での仮想敵はまさに「日本」なのだろう。昨今、折に触れアメリカ財界周辺の要人から警句のような形で日本に注意が向けられる。確かにわが国のこれまでの超低金利による量的緩和政策が、今回のアメリカの金融危機の発生にいくらか寄与したという説もあることはあるが、致命的なまでの影響を与えたとは到底思えない。せいぜい遠因のひとつだ。
NEW YORK (CNNMoney.com) -- Former Federal Reserve Chairman Alan Greenspan told a House committee Thursday that the nation will emerge from the current credit crisis with a "far sounder financial system." "We are in the midst of a once-in-a century credit tsunami," Greenspan told the House Oversight and Reform Committee.
彼らのこの奇妙な日本意識が、ただNO2の経済大国としての競争相手に向けられた警戒感や、たまたまサブプライム問題の一次的な影響を回避しえた幸運な国に対する嫉妬心などでは説明し切れない、より深い次元での敵意と憎悪によって生じていることは疑いを入れないと思う。
ただそのような昔ながらの(ある意味でカビの生えた)負の感情をあえて再想起させることで、頼るべき時が来るかもしれない無傷の日本との宥和を国民に予感させようとしてるのかもしれないが、深読みしだすと切りもないのでやめておく。
コメントする