・慰安婦問題を考える
http://www.asahi.com/topics/ianfumondaiwokangaeru/
朝日新聞が戦時慰安婦に関する数十年前の誤報を訂正したらしいが、わりとしょうもない。マスコミが意識的にか無意識的にか虚偽の情報を流すことがあるのはほとんど日常的なことであって、それをどれだけの時間をかけてから訂正しようが(しまいが)、別に驚くようなことでもない気がする。問題は当時の朝日新聞のキャンペーンを後ろ盾にした韓国政府の圧力に屈して、おざなりの調査のもと、河野談話なるものを現実に世に出してしまった当時の自民党内閣の異様さに違いない。
あるいは、秦郁彦教授が1999年にほとんど決定的といえる学術調査を発表したらしいが、それ以降ですら時の政権が談話を修正も撤回もしようとしなかったことも同じく異様であるように思われる。
新聞会社が営利目的等で、あることないこと書くとしても、そんなものに根拠もなくいちいち大々的に乗せられる政府とかあんまり聞いたこともない。
しかし、なんというか、今回のことは大衆と大マスコミとの長い蜜月時代の終焉を表す象徴的な出来事(のひとつ)にも映る。すでにネット時代で、マスコミの情報が真実ばかりだと思っている人は珍しいかもしれないし、そういう情勢を念頭に自民党も朝日新聞の証人喚問をにおわせ水を向けたのかもしれない。ネットに既存メディアに対抗する真実があるという意味では必ずしもない。むしろ、ネットが、「情報」というものに不可避的に付きまとう虚構性みたいなものを、人々の身近に常に感じさせるようになったから、というような意味合いでこそ。
現にごく多数の人が見たり読んでいるとしても、そのだれもが話半分で捉えているなら、もはやマスコミは第四権力にはなりえないだろう。
・Pope urges young people not to waste time on Internet and smartphones
http://in.reuters.com/article/2014/08/05/pope-youth-internet-idINKBN0G52K520140805
ローマ法王が若者にネットやスマホやらで人生の時間を無駄にするなと呼びかけたのだそうだ。
たまたま見かけて少しドキッとしたので。特に"which should simplify and improve the quality of life"の箇所。『(それらは本来)生活の質をシンプルにし向上させるべきもののはずが~』
限られた時間。生活から無駄な『ノイズ』を取り除くこと...。
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