30日に部品が届いてこの3日というもの七転八倒だったのだが、なんとかWindows機(主に新しい部品で構成)とLinux機(主に既存の部品で構成)に分けることができた。難所は幾つもあったのだが、主だったものを以下に列記。個人用覚書。
1.Windows10を移す予定の新しいSSDを、まず今のパソコンに紐つけてあるマイクロソフトアカウントにデバイス登録させておこうと、とりあえずケーブルだけで繋いでパソコンを起動したらBIOS画面で再起動を繰り返すことに。気が遠くなりかける。しかしこの症状は9月にケースを開けて掃除した時にもあったことを思い出し、その時と同様に電源を古いものに交換したら普通に起動した。最近使っていた電源は去年買ったもので、熱とか異音とかそれ自体の変調の心当たりは特にない。古いマザーボードだと新し目の電源と相性問題が発生することがあるらしいが、この過敏さの原因がそれなのかどうか、新しい構成でも問題が復活するか留意しておかなくてはならない。一番最初にこれでそこそこ時間を取られてしまった。
2.部品の組み立ては大きなトラブルはなかったと思う。新しい方のマザーボードで、コンデンサが干渉してオーディオコネクタが刺さらなかったが、力ずくで少しコンデンサを傾けるとなんとか刺すことができた。
3.Windows10の既存システムドライブを、移行のため一時的に新しい構成の方に組み入れる。多くのハードウエアが変わっていてもネットにつないであれば勝手にドライバを読み込んで何事もなくOSは起動するが、認証はされていない状態になる。当初仕入れていた情報とは違い、このWindows10の認証がすんなりとは行かなかった。マイクロソフトアカウントにログインした状態のトラブルシューティングで[このデバイス上のハードウェアを最近変更しました] を選んでもWindows10は認証されず、「Windows を再度ライセンス認証することができません。現在、弊社のサーバーが利用できないためです。数分間待機するか、Microsoft アカウントをもう一度追加してみてください。」と表示され(後段はたぶん意味ない)、途方に暮れかける。しかし、上の文言をネットで検索するとすぐに対処法がヒットし、書かれてあった通り、「ファイル名を指定して実行」から「slui 3」という文字列を入力するとプロダクトキーの入力ダイアログが画面中央に出現。そこにアップグレード前のWindows7のプロダクトキーを入力するとあっけなく瞬時に認証が通った。どうもWindows7からWindows10に無償アップグレードした機体でこうなるらしい。
4.ADATA社のSSDにバンドルされている環境移行ソフト(Acronis ATI HD 2015)を使うためには製品登録してシリアルキーを発行して貰う必要があるのだが、製品登録に必要なEAN Codeの入力は何でもなかったのだけど、ソフトウェアのシリアルキー発行のためにはさらに本体に記載されているWarranty Codeを記入しなければならず、これが確かめながら数度やっても通らない。ムキにならずにしばし黙考。Warranty Codeは12個の数字のように見えたのだがひとつだけある1がアルファベットの「I」ではないかと(見た目には全くわからなかった)当たりをつけて入力し直すと、めでたくシリアルキーが表示された。
その後既存システムドライブをSSDにクローンコピーし、システムドライブをつないでいたSATAソケットにクローンSSDをつなぎ直すと、何事もなくSSDからWindows10が起動。その後の再認証も必要ありませんでした。
WindowsのシステムドライブだったHDDはフォーマット後に古い機体に戻りLinuxのシステムドライブになりました。
あと細かいことでは、新しいケースの建て付けだとSATAケーブルのラッチ側が仕切り板に接しており、今はいいが、あれを外すときどうやるのか不安(マイナスドライバを挿し込む説があったが)。
Linuxは今まで入っていたPCのHDDに入れ直す感じなので特段の問題はなかったが、グラフィックカードが内蔵に戻ったためか、KDEデスクトップのウィジェットの表示が少しおかしいところがあった。Xfceデスクトップにしたらどうやら支障ない感じに。
パソコン不調の原因の一位はホコリだと言うけれど、作業の過程で古いパソコンを掃除しまくった。CPUクーラーを外してファンを綿棒で掃除し金属のフィンについては水洗い。組み立ててグリスを塗って付け直し。マザーボードに付着しているホコリも吹き飛ばしまくり。
電源は今はどちらも安定しているみたいで、なんとかうまくいったか。まだしばらく様子を見ないとわからないけど。
コメントする