近所のスーパーに半年くらい前初めてレジに入ってきた頃に、見るからに嫌々やって異様に処理が遅く目立っていた二十歳くらいの女の子の手際が、今日相当に向上しているのに気が付いた。以前ののほほんとしていた表情も目つきが鋭くなり、少し人が変わった感すらある。誰もがある種の幻滅を通して成長するものかもしれないが、当初あれほどレジ業務に絶望している感じだった新人も慣れてくると別の次元が見えてきたのかもしれない。現実を受容するプロセスが進んだと言うべきなのかもしれないが。
当初は、あからさまにもう一つあるレジに自分側の負担を押し付けていたわけなので、そのわがままな幼女のような振る舞いは印象的だった。もっと言えば、私はどこか心的に共鳴するものを感じていた気がする。そういう意味で今日は少し感慨のようなものがあった。
追記(2022/04/12):
2月の下旬から身辺バタバタで他人を心配している場合ではないのだが、近所のスーパーなので目につかざるをえない。一定の適応を遂げ一時は落ち着いたかと思われた件のレジの女の子なのだが、最近また苦悩し始めた感じで、レジカウンターに突っ伏すような態勢で商品をバーコードリーダーに通している。ほとんど見るに忍びないが、彼女はいつまで持つのか。
なぜこんなに気になるのか分からないが、私の大学時代のコンビニバイトで似たような感じだったことを思い出した。ただ、私はこれは合わないと思いすぐ(二ヶ月程度で)、辞めてしまったが。彼女はすでに半年は耐えていると思うので、当時の私より我慢強いか、事情があるのだろうか。
追記2(2022/04/16):
4日ぶりに見かけたが、今日は上機嫌だった。少し安心したけど、機嫌の浮沈がそのまま(素直にor抑制なく)出てしまうのも精神年齢の低さの兆候か。書いていて我ながら心当たりが...。
コメントする