おそらく優に5年以上はアマゾンのほしいものリストに入れたままだった Otto F. Kernbergの「Borderline Conditions and Pathological Narcissism」のハードカバー版を、マーケットプレイスの中古で3千円弱で手に入れることができた。一昨日日本の古書店から格安で出品されているのを見つけた瞬間にクリック。ネコポスで今日配達された。本書はKindle版だと現在5千円ちょっとくらい(以前はもっと高かったような気がする)なのだが、新品のハードカバー版になると2万円以上もする。
やってきた中古本は状態がとてもよく、最近の古書店のリフレッシュ技術もあるのかもしれないが、ページには汚れはもちろん折り目も書き込みもまったく見当たらず、売った人は買ったけどほとんど読まなかったのではないかと思われる。表紙をアルコールで念入りに拭いたが、取れたのはわずかなホコリだけだった。
2017年に買った同著者の「Object Relations Theory and Clinical Psychoanalysis」は抽象的な話が続きかなりきつかったが、私の英語力も当時より少しは向上してるはずだし、今回はあそこまでの苦行にはならないと信じたい。時間を見つけて、少しずつゆっくり読むつもり。
素人読者で私の英語力だと書き込みは不可避か。
身辺雑記のブログ記事
アマゾンでほぼ半額だったので臨床心理士の型落ちテキスト(『心理系大学院入試&臨床心理士試験のための心理学標準テキスト'19~'20年版』IPSA心理学大学院予備校)を買った。一応中古扱いだったが、要は売れ残りで、折り目も汚れもまったくない未使用本。受験する資格も予定もないので今のところこれで十分である。
ただ配送担当の日本郵便が凶悪で、大阪北部(茨木市)から4日午後発送の連絡がメールであって、今日7日の午後にようやく京都市内の私のポストに入っていた。乗用車だと約一時間の距離である。それがほぼ四日がかりだった。運輸・交通網になんかあったのだろうか?
追記(2022/07/09):
いやぁ、ひどい。間違いだらけ。今更意味ないけど、これはお勧めしないです。
例:✕chamship ◯chumship (p77)
多分ネットで調べ直しながら添削する感じになります。
入手したのは第1版1刷で、このあとの版では修正されたりしたのだろうか?
最近ハズレ本が多いかも。
追記2(2022/07/15):
「偽りの自己」を発展させること??社会的仮面のような健全な「偽りの自己」に近づけていくという意味で言ってるのだろうか。しかし、肥大した「偽りの自己」の生気を滅し本当の自己の領域から引き剥がすのが現実的作業なのであり、それを発展と表現すべきか。せいぜい成熟。
ウィニコット(Winnicott,D.W)は内的で主観的な世界と外的で客観的な環境要因とのかかわりを重視し、子どもの心身をホールディング(抱える環境)すること、偽りの自己を発展させること、分離不安に対する防衛として移行対象の概念を提唱しました。(p139-p140)
追記3(2022/08/07):
心理統計パートが凶悪。執筆者は明らかに自分が書いていることを理解していないか、そうでなければ、強い悪意がある。
以下はp289の複数ある虚偽記載の一例。
✕「順序尺度 順序による数字の大小の違いはあるが、数値間の間隔が一定でないもの。数字を加算することはできない。」
◯「順序尺度 順序による数字の大小の違いはあるが、その間隔には意味がないもの。順序を示す数字を加算する等はできない。」
いうまでもなく、順序尺度に対応するデータ値が数値として一定間隔になることはありうる。単に序数のことを指しているのであれば一定間隔が普通だ。
あとp318の独立性の検定の計算式も強烈に間違ってる。男女差がない期待値を想定して実測値と共にカイ二乗検定を計算するだけなのに、なぜか男女の実測値が逆転するような狂った計算が記述されている。めちゃくちゃ。
近所のスーパーに半年くらい前初めてレジに入ってきた頃に、見るからに嫌々やって異様に処理が遅く目立っていた二十歳くらいの女の子の手際が、今日相当に向上しているのに気が付いた。以前ののほほんとしていた表情も目つきが鋭くなり、少し人が変わった感すらある。誰もがある種の幻滅を通して成長するものかもしれないが、当初あれほどレジ業務に絶望している感じだった新人も慣れてくると別の次元が見えてきたのかもしれない。現実を受容するプロセスが進んだと言うべきなのかもしれないが。
当初は、あからさまにもう一つあるレジに自分側の負担を押し付けていたわけなので、そのわがままな幼女のような振る舞いは印象的だった。もっと言えば、私はどこか心的に共鳴するものを感じていた気がする。そういう意味で今日は少し感慨のようなものがあった。
追記(2022/04/12):
2月の下旬から身辺バタバタで他人を心配している場合ではないのだが、近所のスーパーなので目につかざるをえない。一定の適応を遂げ一時は落ち着いたかと思われた件のレジの女の子なのだが、最近また苦悩し始めた感じで、レジカウンターに突っ伏すような態勢で商品をバーコードリーダーに通している。ほとんど見るに忍びないが、彼女はいつまで持つのか。
なぜこんなに気になるのか分からないが、私の大学時代のコンビニバイトで似たような感じだったことを思い出した。ただ、私はこれは合わないと思いすぐ(二ヶ月程度で)、辞めてしまったが。彼女はすでに半年は耐えていると思うので、当時の私より我慢強いか、事情があるのだろうか。
追記2(2022/04/16):
4日ぶりに見かけたが、今日は上機嫌だった。少し安心したけど、機嫌の浮沈がそのまま(素直にor抑制なく)出てしまうのも精神年齢の低さの兆候か。書いていて我ながら心当たりが...。
今週火曜にアマゾンでアマゾンが販売する在庫のある商品を注文したのだが、ようやく土曜の今日届いた。
まだコロナ?
暖冬で出足がいいからなのか、本殿から楼門まで行列の人で飽和していたため(0時過ぎであんなの初めて見た)、参拝せず帰宅。おみくじも引かず。
追記(2020/01/02):
今日の夕方に再び北野天満宮に行って、お祈りしおみくじもなんとか引いてきた。2日となるとさすがに行列は三光門までで、30分程度で参拝できた。
追記2(2020/01/12):
「始めて」→「初めて」以外に誤字がもう一個あったので訂正。「楼門」を「桜門」と書いていた。残念ながら書き込む時点で「桜門」だと思いこんでいたので、私側から見れば、誤字というより単に思い違いだと思う(しかも以前にも同じ間違いをした気がするのでまるで成長がない)。いかにこの種のことに興味ないかということは一応あるのだが、それ以前の要素も影響していると思われる。
長くこのブログを読んでいる人が存在しているとは思えないが、仮に存在していると、奇妙に思うことがあるかもしれない。
あまった時間が吸い込まれていくー。
以前より安易に英書に手が伸びる感じになっている自分がちょうど呼応。
Kindle Unlimited危険。
追記(2019/08/26):
「英語本」と書くと英語学習の書籍か英語によって書かれた書籍かの区別がつかないので「英書」に訂正した。しかしこれだとイギリス人が書いた本みたいなニュアンスが出るような気がして微妙な違和感が残るが、辞書的には英語で書かれた書物でいいようだ。
追記2(2019/09/16):
続けるかどうか迷ったがニケ月め突入。
気合を入れたい。
追記3(2019/10/18):
3ヶ月めに入っている。
これまでNPD(自己愛性人格障害)による近親者に対する二次被害のカウンセリング本が多かったが、興味はC-PTSDに向いている。
C-PTSDは人格障害のクラスタB全般の二次被害とも関わりがあるらしく、ある意味広い概念で個別にどうかということはあるかもしれないが共通エッセンスと捉えるべき面もあると思え、知っておいていいと思う。以前、このブログでBPDとPTSDの類似性についてちょこっと言及したが、ここに連結してくる可能性があると思う。
ある人格障害は別の(or同じ)人格障害の被害結果である可能性もある。
クラスタBで一般向け和書だとBPDとASPD(サイコパス含む)の書籍はそれなりにあるが、他の2つについては非常に少ないと思う。今回NPDに関する一般英書を読んでかなりの広がりと需要があるような感じで数年後には翻訳されるなり模倣されるなりしてくると思われる。あるいはそうあるべきだ。
NPDが近親者の場合に厄介なのは、年月をかけてターゲットを自己の中に埋め込んだままにしてしまおうとすることにある。いわゆる共依存よりも一段深いより病的な同一視があるように思える。
あと読んでる過程で自閉症とNPDの類縁性に言及している専門家(Dr Khalid A Mansour)を発見してちょっと感動した。昔私も似たようなことを考えていたからだが、とは言え、私は現在そんなに信じてはいない。この専門家も特に大きな支持を得ているとは思えないが、NPDの自閉性を知っているとどうしたってこの種のことを考えずにはいられない。しかし他者を説得するにはもっとハードな証拠が必要だ。
追記4(2019/11/16):
読みかけのPete Walker"Complex PTSD: From Surviving to Thriving: A GUIDE AND MAP FOR RECOVERING FROM CHILDHOOD TRAUMA "は購入してしまい、Kindle Unlimitedについては今月で解約した。
Kindle Unlimitedで読み放題に該当している作品はAmazonが仲介している独立系の出版物が特に多いのだが、それに付随して問題だなぁと思ったのは、著者の身分の信憑性が相当に怪しいことだ。一応名前にDr.とかついていたりするのだが、人物についてそれ以外何も情報がない場合が多々ある。米国のAmazonの同一書籍のページには著者の来歴(Life Coachとか)がそれらしく書いてある場合もあるのだが、さらにその情報に基づきGoogleとかで検索するとまったくなんの情報も出てこなかったりする。著者サイトもブログもFacebook上のページもないのである。
こうなってくると著作はある意味「怪文書」である。
利用の仕方によるとは思うのだが、私の場合、上記のようなことが度々あったため、見繕うものは見繕ったしだいたいこの辺りでいいかなという感じで、解約した。
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